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地球と対話する食文化
ジオ・ガストロノミー

 

地球の上に暮らす私たち人類は、大地、太陽、月、風、海流、森、地質、雨、霧、様々な自然環境と密接な関係をしながらながら地域ごとの食文化を形成しています。「ジオ・ガストロノミー」プロジェクトでは、自然と共生する食の生態系を見直し、地域に根付く郷土ごと食文化のユニークネスを尊重した未来のフードシステムの在り方を考えてゆきます。

地形、四季、海流など
自然環境に寄り添う食文化

地球上には様々な地形、地質、四季、海流、河川があります。私たち人類は長い年月にわたり、地球の恵みをそれぞれの地域で享受しつつ生活をして参りました。悠久の食文化の歴史の礎は、私たちの祖先が培ってきた地域の特性に応じたフードシステムそのものです。 

四里四方の
近距離ガストロノミー

四里四方(しりしほう)という言葉があります。四里(16km)の地域で育つ野菜や野草、そしてその地で手に入る食材を活かし、生活をしてゆくという考え方です。郷土料理にはその知恵が凝縮しています。 世界中が単一の食材を食する世紀から、食の多様性を見直す世紀へ。そのきっかけを作ります。

 
 

手作り、手仕事、
クラフトなライフスタイル

おばあちゃんやお母さん。家庭の味を美味しいと思う気持ちの源には手作りの温かさがあります。一つ一つ丁寧に想いを込めて料理をして、食卓を囲みながら、笑顔と共に食事をする。そんなクラフトで優しい生活づくりを目指します。

伝統と革新の融合
未来のフードシステムへ

自然への畏敬の念を持ち、郷土料理や地域文化を見直すと共に、現代の価値観のシフトやテクノロジー、社会システムもしっかりと見直し、未来のフードシステムの在り方を創造して参ります。地球と対話するジオ・ガストロノミーのソーシャル・アクション化を目指します。 

 

食を通じた地球との対話

 地球というかけがえのない惑星の上に暮らす私たち人類は、古来より山から沸き出す湧水、森の山菜や薬草、木々の果実、海流の恵み、四季折々の気候や風の恵み、火山や地質の恵みなど、大自然と共生しながら地域ごとの食文化を培ってまいりました。
環境変動、SDGs、生物多様性など地球サイズでの社会課題が顕在化する中、経済至上主義から人間性の回帰へと価値観のシフトが起きていると思います。食は人類社会の根本です。ジオ・ガストロノミーでは地球と対話する食文化を見直すきっかけを紡ぐ活動を通じて、地域毎の自然環境のユニークネスを再発見し、近距離型のフードシステムの可能性を見出してゆきたいと考えています。
 

Geo Gastronomy
編集長
渡 邉 賢 一

 

 
 
 
 
 
  
 
 
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